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2022.01.26
高気密高断熱住宅のメリットとは?デメリットや注意点も併せて解説
目次
本記事では、高気密高断熱住宅のメリットとデメリットについて解説しています。
「高気密高断熱」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
住宅の性能を高める重要な要素なのですが、具体的にどのような性能を指すのかを理解している方は少ないでしょう。
そこで今回は、高気密高断熱住宅について詳しく紹介するとともに、メリット・デメリットについても解説します。
ぜひ最後までご覧いただき、ご参考になれば幸いです。
そもそも高気密高断熱住宅とは
はじめに、高気密高断熱住宅について解説します。
- 高気密とは
- 高断熱とは
高気密と高断熱を、それぞれ分けて解説していきます。
高気密とは
高気密とは気密性に優れていることです。
つまり壁や天井、床や窓枠と外部の隙間が少ない住宅を指します。
高断熱とは
高断熱とは、外壁と内壁の間の断熱材に性能の良いものを採用することです。
主に、住宅の高い断熱性能を確保することを指します。
高気密高断熱住宅のメリット
気密性・断熱性能の高い住宅が高気密高断熱住宅であることがわかりました。
では実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。
- 1年を通して快適に過ごせる
- ヒートショックを予防できる
- 光熱費を節約できる
- 室内でも洗濯物が乾きやすい
- 防音効果に優れている
上記5つのメリットについて解説します。
1年を通して快適に過ごせる
1年を通じて快適に過ごせることが、高気密高断熱住宅の最大のメリットです。
外気の侵入を防止する性能が高いことから、住宅の室温を一定に保つことができます。
逆に断熱性能の低い家は外気の影響を受けやすいため、高気密高断熱住宅は家の快適性の重要な部分を担っているといえるでしょう。
ヒートショックを予防できる
ヒートショックを予防できることも高気密高断熱住宅のメリットです。
急激な温度差が原因で起こるヒートショック。
そのほとんどが重篤な症状を引き起こすため注意が必要です。
高気密高断熱住宅は、前述のように室内の温度を一定に保ちやすいことから、ヒートショックの予防にも一役買うことができるでしょう。
光熱費を節約できる
光熱費を節約できることも高気密高断熱住宅のメリットです。
外気の影響を受けないため、室内のエアコン効率が向上します。
極端な温度設定をせずとも室温調整ができることから、高気密高断熱住宅イコール省エネ住宅ともいえます。
室内でも洗濯物が乾きやすい
室内の温度環境を一定に保てることから、洗濯物も比較的乾きやすいといえるでしょう。
高気密高断熱住宅は室温とともに湿度の調整もしやすいため、洗濯物が乾きやすい状態を維持することができます。
防音効果に優れている
高気密高断熱住宅は防音性能も向上させることができます。
- 高気密のため窓や壁の隙間が少ない
- 高断熱のため内壁と外壁の間の断熱材の密度が高い
上記の理由から、高気密高断熱住宅は一般的な住宅と比較して、防音性能が高いといえるでしょう。
高気密高断熱住宅のデメリット
高気密高断熱住宅にはメリットがたくさんあることがわかりました。
では、逆にどのようなデメリットがあるのでしょうか?
- 建築コストがかかる
- 暖房器具に制限がかかる
- 内部結露が起こるケースもある
上記3つのデメリットについて、以下に解説します。
建築コストがかかる
高気密高断熱住宅は一般住宅に比べて建築コストがかかることがデメリットのひとつです。
高気密高断熱は住宅の性能が飛躍的に向上することから、建築コストがかかるのは当然といえます。
ただし、設備や延床面積など、その他の仕様を調整して工夫することで、全体の建築コストを抑えることもできます。
高気密高断熱住宅は、様々な工夫をしてコストを抑えてでも取り入れる価値があるといえます。
暖房器具に制限がかかる
暖房器具に制限がかかることもデメリットのひとつといえるでしょう。
例えば、石油ストーブは一酸化炭素が発生することから、高気密高断熱住宅で使用することはできません。
そもそも、外気をシャットアウトして室内の温度を一定に保つことができるというのが高気密高断熱住宅の強みのため、暖房器具は必要ないといえます。
桧家住宅の高気密高断熱住宅は、暖房器具を使用しなくとも室内を暖かく快適に保つことが可能です。
内部結露が起こるケースもある
高気密高断熱住宅は内部結露が起こる場合があるため、注意が必要です。
内部結露とは室内の暖かい空気が断熱材に入り込み、その温度差から結露が発生してしまう状態を指します。
断熱材に隙間ができないよう、通気層を確保しながら気密シート加工を行うといった施工を行うことで、これらの内部結露を防止することができます。
然るべき適切な施工を行えば、基本的に内部結露は発生しにくいといえるでしょう。
高気密高断熱住宅を建てる際の注意点
ここまで、高気密高断熱住宅のメリットとデメリットについて解説をしてきました。
次は高気密高断熱住宅を建てる際の注意点についてご紹介します。
- 住宅展示場に行きモデルハウスを見学する
- 換気システムは慎重に選ぶ
- 気密測定を行なっているハウスメーカーを選ぶ
主に重要な上記3点のポイントについて、以下に解説します。
住宅展示場に行きモデルハウスを見学する
まずは住宅展示場に行ってモデルハウスを見学しましょう。
一言に高気密高断熱住宅といっても全てのハウスメーカーが全く同じ施工を行っているわけではありません。
まずはモデルハウスで高気密高断熱住宅を体感し、その良さを知ることから始めましょう。
そして、各ハウスメーカーから高気密高断熱の説明をしっかりと聞き、学ぶことが大切です。
換気システムは慎重に選ぶ
高気密高断熱住宅に換気システムは非常に重要なため、慎重に選びましょう。
高気密高断熱であるがゆえ、適切な換気システムが完備されていないと空気が汚れやすく、健康にも害が及ぶ可能性もあります。
換気システムには第1種換気~第3種換気の、主に3つの種類があります。
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上記の特徴からもわかるように、高気密高断熱住宅に最も適した換気方法は、吸排気を換気扇により強制的に行える第1種がおすすめです。
気密測定を行なっているハウスメーカーを選ぶ
高気密高断熱住宅の建築は、気密測定を行っているハウスメーカーを選びましょう。
気密測定には専用の測定器が必要です。
しかし、初めて家を建てる方にとって、そのような測定器があること自体ご存知ない方もほとんどです。
そのため、気密測定について曖昧にしているハウスメーカーがあることも事実です。
桧家住宅では測定器による気密測定を行っているため、正確な数値を知ることができます。
高気密高断熱住宅に関するよくある質問
高気密高断熱住宅に様々なことがわかったところで、ここでは高気密高断熱住宅に関する質問についてまとめました。
- 高気密高断熱は必要ない?
- 高気密高断熱の定義ってそもそもなに?
- 断熱材が入っているか確かめる方法はある?
上記3つの質問について、以下に解説します。
高気密高断熱は必要ない?
住宅建築の予算が限られているなど、特別な事情がない限り生活の快適性を劇的に向上する高気密高断熱住宅は非常に優れているといえます。
高気密高断熱住宅のメリットは前述のとおり非常に多くあり、デメリットと比較しても、取り入れる価値はあるといえるのではないでしょうか。
代表的なデメリットはコストですが、住宅全体のコストを見直す工夫をすることで解決できる問題でもあります。
可能な限り、高気密高断熱住宅をご検討ください。
高気密高断熱の定義ってそもそもなに?
高気密高断熱住宅の明確な定義はありません。
ただし一つの目安として、気密性には「C値」断熱性には「Ua値」という数値があります。
これらも明確に基準はありません。
C値については一般地域で0.4~0.7㎠/㎡、Ua値については一般地域で0.6wあたりが高性能の基準ともいわれています。
あくまでも一つの参考として視野に入れておきましょう。
断熱材が入っているか確かめる方法はある?
断熱材が入っているか確かめる方法はあります。
例えば、下記のような方法です。
- 床下点検口から床下に入って確認する方法
- 屋根裏に上がって確認する方法
ただし、外壁と内壁になる断熱材を目視で確認することはできません。
壁をはがすことでしか確認できない点には注意が必要です。
まとめ:高気密高断熱の家を建てるなら桧家住宅
ここまで、高気密高断熱住宅のメリット・デメリットや注意点を紹介してきました。
本記事をまとめると以下のとおりです。
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桧家住宅は高気密高断熱住宅に特化しています。
泡とアルミのダブル効果で家全体を包み込む「Wバリア工法」は桧家住宅独自の工法です。
最高品質と最低価格でお客様の夢を実現しますので、ぜひお越しください。